9/28のこと

 

 

自担が結婚したらしい。

 

友達のLINEで事を知り、そっとスマホを閉じ、隣で運転中の母に 「さっき、櫻井くんと相葉くん、ふたり同時に結婚発表したんだって」 と、今日の出来事を話す小学生か?というくらいアッサリした口調で喋った。

 

「おめでたいなあ」と一言もらして、車が進む方へと遠くを見つめながら 「わたし死ぬほど落ち着いてるな」と自分で自分を俯瞰するくらい落ち着いていた。

 

「もうすぐ、かも」と思って心の準備はできていたからか、慌てたり苦しくなったり泣きたくなったりしなかった。もうすぐ20歳になる自分には、週刊誌に翻弄されて泣いてた昔の自分はもういないのかも、と思った。

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

すっかり頭から「自担が結婚した」というワードは抜け落ちて、レポート執筆に勤しんでいた。だんだん眠たくなってきて、眠気覚ましにシャッフルでプレイリストを再生したら、Love so sweetのRebornが流れてきた。

 

また頭の中で「櫻井くんが結婚かあ」と思った。

 

婚約指輪を買いに行く櫻井くん、プロポーズする櫻井くん、婚姻届を書く櫻井くん、役所に届出をしに行く櫻井くん、「いってきます」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさま」を言う相手がいる毎日を過ごす櫻井くん。

 

そこそこの想像をして、今更、涙出てきた。

想像のせいで、ちょっぴり寂しくなっちゃった。いや、ちょっとじゃない。かなり寂しい気持ちが押し寄せてきた。でも、櫻井くんは、世の中一般の人がいう「幸せ」を掴み取ったのかと。必ずしも世の中の全ての人にとって "結婚=幸せ" とは限らないのかもしれないけれど。ずっと前に「結婚はリスク」と話していた櫻井くんが結婚発表に踏み切ったことを思うと、この結婚はきっと櫻井くんに幸せをもたらしてくれるものなのだと思う。

 

結婚って、"血縁も所縁もない、他人同士の中から唯一の選べる家族" らしい。これは好きな曲から教わったことなんだけれど、個人的にすごく、深いと思った。櫻井くんはとても大きな選択を決めたんだなあ。感慨深い。

 

 

 

 

 

 

それと。

今まででいちばんクセのない字で書かれた 「櫻井翔」 の署名。きっと気持ちを込めて書いてくれたんだろうなと思うと、すごく愛おしくなった。この気持ち、ずっと忘れたくないね。ということで今日は書きました。

 

気持ちは十人十色なので、これは私の気持ち。

櫻井くん相葉くん、

最高に幸せになってくれ、と常に願う。